紀州 梅真鯛梅
この一粒に“和歌山”がギュッと。
海と山の恵みが詰まった逸品
株式会社岩谷

何度も試行錯誤を重ねて、和歌山の海と山の魅力を合わせたオンリーワンの一品が完成しました。
本州最南端の地、和歌山県串本町で育つブランド真鯛「紀州梅まだい」と、日本一の生産量を誇る紀州南高梅。紀州を代表する海と山の特産品を一粒に凝縮した「紀州 梅真鯛梅」は、おいしさだけでなく、地域資源を循環させる取り組みや、和歌山ならではのものづくりも評価され、「和歌山一番星アワード」グランプリを受賞しました。
その商品作りの背景に迫ります。
ここにしかないを形に。「和歌山だからこそできる」を具現化

株式会社岩谷では以前から、梅酢エキスと紀州備長炭を配合したこだわりの飼料で育てられた串本町産のブランド魚「紀州梅まだい」の販売促進を手掛けてきました。
紀州梅まだいが有する特徴や養殖へのこだわりを一人でも多くの方に知っていただきたい。
そう考える中でたどり着いたのが、「紀州梅まだいを南高梅で包む」という今までにない初めての試みでした。
「当社のグループ企業の有限会社岩谷水産が手掛ける紀州梅まだいを用いて、和歌山だからこそできるオンリーワンの商品を作りたいと考えていました。これまで、生鮮食品の市場を中心に展開しておりましたが、紀州 梅真鯛梅を販売するにあたり、加工食品市場に着目し、新たな販路の開拓にも取り組みました。」
甘酢みそで味付けした紀州梅まだいのほぐし身を、種を取り除いた紀州南高梅の中に、一粒ずつ丁寧に手作業で包む。手作りで仕上げることで、繊細な造形と味わいが守られています。
梅の程良い酸味と鯛の旨味を調和させるだけでなく、常温でも品質を保ちながら、おいしさを損なわないように仕上げていく。
真鯛の旨味を生かし、梅干しの酸味に合う最高のバランスの味付けを求めて何度も試作を行いました。約2年にわたる開発期間を経て、常温で6カ月間の保存が可能な創作梅干し「紀州 梅真鯛梅」が完成しました。
ご飯のお供として味わうのはもちろん、お茶を注げば真鯛の旨みが広がるお茶漬けに様変わりします。お酒の肴にもおすすめの一品です。
おめでたい(鯛)を梅で包んだ「で(=おめでたい)」縁起の良いお品として、大切な方への贈りものや手土産などに選ばれています。
串本湾の穏やかな海と、こだわりの飼料で丹精込めて育てられた「紀州梅まだい」

「紀州 梅真鯛梅」に使用される「紀州梅まだい」は、紀伊大島が天然の防波堤となる串本町の美しい海で育てられています。
串本湾は、一年を通して波が穏やかで、黒潮が流れ込む潮通しにも恵まれており、養殖に適した海です。
その養殖方法では、1つのイケスに入れる魚の数を少なく設定し、魚にストレスがかからないように飼育環境を整えています。また、和歌山県の衛生管理システムを導入し、生産履歴を明確化しています。


梅酢エキスと紀州備長炭を配合した飼料は、グループ企業の有限会社岩谷水産が開発しました。
梅酢エキス配合飼料を与え育てることで、魚の免疫力を高める働きがあるとされています。飼料の給餌効果について、和歌山県水産試験場に試験依頼を行った結果、一般的な養殖真鯛と比べて約2倍の免疫力を持つことが判明しています。
そのため、抗生物質などの薬品を一切使用せずに健康な真鯛を育てることが可能になりました。また、旨み成分や鮮度保持力にも良い影響を与え、良質な脂身と身の豊かな甘みという特徴を有した真鯛に成育します。
さらに、紀州備長炭配合飼料によって、赤潮の原因として危惧されるリンや窒素の排出量を抑制できるとされており、故郷の豊かな漁場環境の保全についても期待されます。魚の品質向上だけではなく、美しい海を未来へ残すことへも寄与しています。
和歌山の海と山の美しさとおいしさを未来へ

「紀州 梅真鯛梅」は、和歌山で生産される豊かな海と山の特産品を用いたオンリーワンの商品作りだけではなく、商品を通して、地域資源を余すことなく活用するという「循環型の六次産業」を自社グループ内で実現しています。
加工商品で使用しない魚のカブトは、自社グループ内で運営する古民家レストランのメニューとして提供しています。魚のアラは、梅農園の肥料としても活用するなど様々な方法で、食品ロス削減への取り組みを行っています。さらに、梅干しの副産物である梅酢を養殖用飼料に用いるなど、地域資源の有効活用にも努めています。
「『第1回和歌山一番星アワード』のグランプリ受賞は、私たち作り手にとって非常に大きな励みとなりました。
お客様からは、『食欲がないときでも、ご飯がおいしく食べられた』『手土産として持参したところ、話題作りのきっかけにもなり場を和ませてくれた』『高級感や希少価値があり、年齢や性別問わず幅広い方にお渡しできる』など、沢山の嬉しいお声をいただいており、とても大きな活力になっています。」
「この度は、初代グランプリという栄えある賞をいただきましたこと、大変光栄に存じています。いただいた賞を励みに、今後もお客様方に末永く愛していただける商品であり続けられるよう、磨き続けてまいります。産地と食材の魅力をこの一粒に込めて、本州最南端の串本町から全国、そして世界へ発信していきたいです」と岩谷社長は今後への思いを語ります。

