梅の郷・みなべに息づく、百九十年の原点
和歌山県みなべ町は、日本一の梅の里。その地で天保五年(1834年)創業以来、百九十年にわたり梅と向き合ってきた老舗 東農園(五代庵) が辿り着いたのが「原酒梅酒」です。自社農園で育てた紀州南高梅の中でも、完熟を迎えた果実のみを使用。梅の風味を余すことなく引き出すため、原点に立ち返るように、贅沢なかたちで仕立てられています。
完熟南高梅だけが描く、濃密な果実の輪郭
完熟梅は傷みやすく、扱いは極めて難しい素材です。収穫後すぐに選別し、その日のうちに漬け込むという徹底した鮮度管理は、大量生産とは相容れません。それでもなお貫かれるのは、「梅そのものの力を信じる」という哲学ゆえ。完熟南高梅ならではの華やかな香りと、果肉由来の深い旨味が、ひと口ごとに豊かな表情を見せます。
一切薄めないという美学。原酒がもたらす余韻
この梅酒は、一滴の加水も行わない原酒仕立て。アルコール度数18度の力強さの中に、芳醇な香りと伸びやかな酸味が共存します。毎年異なる梅の個性を見極め、原酒同士を緻密に調和させることで、奥行きある味わいへと昇華。その完成度は国内外で高く評価され、品評会でも輝かしい成果を収めています。ゆっくりとロックで味わうひとときは、みなべの風土と歳月を静かに感じる贅沢な体験となるでしょう。
