ホワイトチョコレートで包まれた、四角いフォルムが印象的。パッケージもレトロで可愛い
しっとりと重みのある特製カステラ生地に、白いんげん豆を使った自家製ジャムをサンドし、全体をなめらかなホワイトチョコレートで丁寧にコーティングした、和歌山発のロングセラー菓子です。切り分けた断面の美しさと、ひと口ごとに広がるやさしい甘さは、1968年の発売以来、世代を超えて親しまれてきました。
和菓子と洋菓子が出会って生まれた、唯一無二の存在感
「デラックスケーキ」は、創業者が「ここにしかない名物をつくりたい」という想いから生み出したお菓子です。和菓子に用いられてきた豆の加工技術と、洋菓子のカステラやチョコレートの要素を組み合わせることで、当時としては非常に珍しい“和洋折衷”の焼菓子が誕生しました。
甘さは控えめで後味は穏やか。懐かしさと新しさが同居する味わいは、流行に左右されることなく、長く愛され続ける理由となっています。
単一商品のために導入された「超音波カッター」という選択
この美しい直方体のフォルムを支えているのが、単一商品の製造のためだけに導入された「超音波カッター」です。かつては職人が一本ずつ手作業で切り分けていましたが、より均一で美しい仕上がりを追求するため、専用設備を導入しました。
材料を混ぜる順番、焼成時の温度管理、カットの精度に至るまで、長年の試行錯誤によって磨かれた製法は、発売から半世紀以上経った今も変わらず受け継がれています。
「はしっ子」から広がる、ロスゼロとやさしい循環
製造工程で生まれる切り落とし部分は、「はしっ子」として店頭限定で販売されています。見た目は正規品と異なりますが、味は同じ。発売と同時に売り切れることも多く、ファンにとっては密かな楽しみとなっています。この取り組みにより、製造過程での廃棄はほぼゼロを実現しました。
また、原材料には可能な限り和歌山県産の卵を使用するなど、地域とのつながりも大切にしています。
レトロで可愛い包装が語る、変わらない価値
銀紙を思わせる包装と、発売当時からほとんど変わらないデザインも、「デラックスケーキ」の大きな魅力です。どこか懐かしく、それでいて新鮮に映る佇まいは、SNSや雑誌でも「かわいい」「逆に新しい」と注目を集めています。
包装をほどくたびに、50年以上続く手仕事の温もりと、変わらない贅沢さが、静かに伝わってきます。
★★
半世紀愛され続ける、四角い贅沢。レトロで新しい「デラックスケーキ」
デラックスケーキは、重みのあるしっとりとしたカステラ生地に、白いんげん豆を使った特製ジャムをサンドし、全体をホワイトチョコレートで丁寧にコーティングした、和歌山・田辺生まれのロングセラー菓子です。四角いフォルムとずっしりとした存在感は、ひと目で記憶に残る個性を放ち、ひと口頬張ると、カステラのやさしい甘さとジャムの素朴な風味、ホワイトチョコのまろやかさが一体となって広がります。1968年の発売以来、製法や味わいを大きく変えることなく受け継がれてきた背景には、単一商品のためだけに超音波カッターを導入するなど、見えない部分にも妥協を許さないものづくりの姿勢があります。使用する卵は可能な限り和歌山県産にこだわり、製造工程で生まれる切り落とし部分は「はしっ子」として販売することで、食品ロスの削減にも取り組んでいます。発売当時から変わらない銀紙を模したレトロで愛らしいパッケージは、今では「かわいい」と世代を超えて親しまれ、懐かしさと新しさを同時に感じさせる存在として、和歌山土産の定番であり続けています。
